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雑感軍用地

90年代初め頃、今でいう那覇市新都心は未だフェンスの向こう側の土地であった。

米軍から解放されたばかりの時期は当然のことながら何もない一面の平地であった。

都市の真ん中にあんなに大きな空白地を見るなんて体験はゲームの中で位しかなかなか

お目にかかるものではないものだったかもしれない。

まあ、その後あっという間に街になってしまったのだけど・・・

 

この新都心も解放前はいわゆる軍用地という特殊な扱いの土地であった訳だけど、

軍用地といえばその危険性というものがある。そしてその危険な土地にわざわざ住んで、

ことさら基地返還を叫ぶ人がいる・・・みたいな話をよく見かけます。

なぜわざわざ軍用機が落ちるかもしれないような至近距離に住むのか?

みたいな話ですね。

そもそも飛行場というのは滑走路を必要とする訳で、そうすると生活するのに適した

平地を使用する事になる。当然そういう場所は古くから農地や集落として使用してきた

場所な訳でしょう。特に狭い島なのだから。

『銃剣とブルドーザー』という言葉が象徴するように、元々の居住地域を

強制的に接収した歴史がある以上、そのような話はやはり暴論だよなあと思ったりする。

 

他にも軍用地料のことなど色々思う事もあるけれども、正しいか正しくないかはさて置き、

どうにかこうにか歩むのがきっと人間社会なんだろうなあ・・・